13 鈴(りん)(1) 鈴勤行(おつとめ)をする時に、その始めや区切り、終わりのところなど定められたところで鳴らします。鈴は勤行のときだけに鳴らすもので、お仏供(ぶっく)を供えたり、仏前に手を合わせるたびに鳴らすものではありません。平素は仏壇の下段に置いておきますが、勤行のときには必ず取り出し、右前辺りの自分の打ちやすい場所に置いて使用します。勤行が終われば、撥(ばち)をお鈴の中に入れ、元の場所に戻します。 |
【鈴と撥】 |
(2) 鈴の関連知識 鈴には厚手のキンと薄手のサハリ(沙羅・砂張)の二種類があり、正座した右膝のななめ前か横に置いて、外側を軽く打ち鳴らします。ただし、シャーンという音が出るサハリは、強く打つとひびが入って使えなくなるので注意してください。 |