大谷派においては鈴ぶとんは使用せず、金襴輪という丸い輪に金襴を巻き付けたものを使用します。 また、鈴を置く台を鈴台と言い、大谷派では四角型をしたものを用います。繰形により@後平型(ごひらがた) A八猪目型(やついのめがた) B壼繰型(つぼくりがた)とありますがすべて四角型をしております。
鈴を乗せるための金襴を巻き付けた円輪状のものを金襴輪といいます。真宗大谷派で使われる寺院用・在家用仏具です。 寺院においては、経キンには金襴輪を、平キンには雲を彫刻した雲輪の上に金襴輪を置きのせます。 大谷派の鈴台がなぜこのような形をしているのかといいますと、古来、鈴台は礼盤の畳の上に置かれており、それが下陣に降りても旧の形を保持するため、礼盤と似た形の台がしつらえられたという説があります。