(2) 仏器台仏器を乗せる台のことを仏器台と呼びます。小さなお仏壇の場合、上卓をおくスペースがありません。このような場合、ご本尊の前にお仏供を一つ仏器台の上に乗せてお供えします。 |
【江戸時代以降】 |
【室町時代】 |
【平安時代】 |
【仏器台】 | 【仏器と仏器台】 |
(3) 仏器・仏器台の関連知識 仏飯のことを大谷派では仏供と呼びます。お仏供は、私たちが命をつなぐ糧としている同じものをお供えして、私たちの命と心の糧である仏様とがつながっていることを知らせていただくという意味があります。したがって、お仏供は、仏様やご先祖にさし向けるものではなく、お荘厳として日常のお給仕に欠かせないものです。厳格にいえば別に炊くべきですが、一般には朝ごはんを炊いたとき、最初にお仏供をお供えします。仏供は、御影前に供える場合には「影供(えいぐ)」と呼ばれることもあります。 |
【仏器と中板】 |
飯食器(仏器)の形式変遷 |